ローカルベンチャー協議会(事務局NPO法人ETIC.)では、これまで参画自治体を中心に、自治体や中間支援、企業が集まるイベントを「ローカルベンチャーサミット」として2016年から2020年まで5回開催しました。自治体の首長や内閣府や総務省等、行政中心の企画でしたが、今回は方針を変更し、地方を舞台に活躍するローカルリーダーを中心に新企画を立ち上げました。
ローカルリーダーズミーティングは、私たちの先にある、まだ見ぬ未来の暮らしを見据え、5年10年、100年先の人たちが幸せに暮らす社会を創造する場です。当事者として参加するのは、あらゆる世代、あらゆるセクターに所属する多様な人たちです。
未来を語り、つくる場には、未来を担う若者の存在が不可欠です。自治体も、企業も、私たちETIC.も、今まさに挑戦する若者の声を聞き、一緒に議論し、協働したいと思っています。
気仙沼からスタートしているナイロンマグロテグスのリサイクル事業をより多くの方に知っていただきたい。
その上でマテリアルリサイクルだけでないリサイクル方法の模索や、材料でどのようなプロダクトを開発するのかアイディアを磨きたいです。
●メッセージ
加賀市で「生活 × 観光」のツアーガイド事業「カガリべ」を行っています。利用者は最大3名に絞り、地域住民と観光客の境界線が溶ける関係を作っています。かつての北前船のように文化交流のハブとして人が機能し、普段いない人との交流を重ねることで地元住民にとっても風通しのよいまちになると考えています。
地域活性の文脈で宿泊施設などハコモノは増えましたが、地域を丸ごと楽しんでもらえるコンテンツは多くない印象があります。 地元の人だからできること、大企業などが介入しづらい参入障壁(地元のディープさ)を活かし、地元の生活を守りながらどのようなコンテンツを提供するか悩んでいます。
このような観光文化は日本全国にコンテンツがあって形成されると考えているので、現在のガイド以外の選択肢を皆さんと話し合いながら、面として共に文化形成を行う仲間を見つけたいと考えています。
来春までに3店舗の開業など成果が出つつありますが、公共性が高いゆえにマネタイズがしにくい事業や、繁忙期の人手不足という事業者共通の課題が生じています。
「図書館」と「長期滞在施設」を組み合わせた「うみの図書館」はこの2つの課題を解決する仕組みです。このモデルが成立すれば、今後同様の課題を抱える他の地域でも活かせるのではと考えています。
現在、岡山と埼玉で事業を行っていて「地域を引っ張る」という点に課題があると感じています。地域での事業経験豊富な起業家や団体の方に意見を聞き、自分自身の事業に何が足りないのかを学びたいです。分科会も含め先輩起業家やU-30の登壇者同士とも切磋琢磨して自分の事業をよくしていきたいと考えています。